多くの人が知らないうちに、ビールやワインなどアルコール飲料において、見た目や風味を良くするために、動物由来の清澄剤が使用されていることがあります。これらは完成品には残らない場合があり、表示義務がないため原材料表示にも現れず、消費者には認識しづらいことがあります。
その結果、ヴィーガンが意図せず摂取するリスクがあり、透明性の欠如は消費者の信頼や選択の自由を損なう可能性につながっています。ヴィーガン認証を取得することで、動物性成分を一切使用していないことを消費者に明確に伝えることができます。
今回は、ヴィーガン認証、ヴィーガン対応、動物性由来不使用のお酒をピックアップしてご紹介します。
- 清澄とは?
- 国内ビールメーカーに問い合わせました
- ビール
- ワイン
- 日本酒
- 動物性不使用の可能性が高い日本酒の選び方
- 南部美人 特別純米酒/純米大吟醸 心白 山田錦/糖類無添加梅酒
- 永井酒造 MIZUBASHO PURE/水芭蕉 純米大吟醸 翠/MIZUBASHO 雪ほたか Awa Sake/水芭蕉 雪ほたか 純米大吟醸
- 旭酒造 獺祭 磨き その先へ/獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分/獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分/獺祭 純米大吟醸45/獺祭スパークリング45」
- 神戸酒心館 福寿 特別純米コウノトリ育むお米コシヒカリ
- 渡辺酒造店 蓬莱純米吟醸家伝手造り、上撰/色おとこ/飛騨のどぶ/W(ダブリュー
- 田中酒造店 真鶴(まなつる)純米大吟醸(紫)、純米吟醸(緑)、生もと純米大吟醸
- 矢尾本店 秩父錦純米吟醸
- 蒸留酒
- まとめ
清澄とは?
清澄とは、酒類の精製工程において、酒類中に存在する混濁物質、及び混濁物質の生成要因となる原因物質を除去し、酒類の透明度を向上させたり、混濁の発生を予防することをいいます。フランス語でcollage(コラージュ)、英語でfining(ファイニング)と言います。
未処理の状態だと、これらの飲料に、酵母の死骸やタンパク質、ポリフェノールやタンニン、色素などが浮遊しており、味や見た目に影響を与えます。
ただし、清澄を行うことでワイン本来の複雑さや風味が失われると考える生産者もいます。そうした生産者は、ワインの自然な味わいを保つために、あえて清澄の工程を行わない選択をすることがあります。このように清澄を行わないことを「ノン・コラージュ」と呼びます。
動物性清澄剤
動物由来の清澄剤に、卵白、ゼラチン(動物の部位を煮沸して得られるタンパク質)、アイシングラス(魚の浮袋膜由来のゼラチン)、乳カゼインなどがあります。
動物性以外の清澄剤
動物性以外で、一般的な清澄剤がいくつかあります。ベントナイト、活性炭、PVPP(ポリビニルポリピロリドン)、植物由来セルロース、柿渋などが使われています。
国内ビールメーカーに問い合わせました
ヴィーガンスタートで、今回、国内ビールメーカーにお問い合わせした結果は、以下の通りです。
【質問内容】ビールの製造工程等で動物性の物は使われていますでしょうか。もし使われているビールと、使われていないビールがある場合、教えて頂けませんでしょうか。また、ビール以外の扱われているアルコール飲料で動物性の物が使われていない場合、是非、新しいカテゴリーで紹介をさせて頂ければ幸いでございます。
サッポロビール ビールテイスト製品は動物由来清澄剤不使用
【回答】
私どもで製造しているビールテイスト製品について、「アイシングラス」は使用しておらず、「アイシングラス」以外の動物由来の清澄剤も使用しておりません。
なお、原料や製造工程において、動物性由来の物質を使用していないことを保証しているものに「ヴィーガン認証」がございます。
私どもでこの認証を受けているビールテイスト製品はございません。

また、私どもでこの認証をいただいているワインは、現在以下のとおりでございます。
①タリケ クラシック
②タリケ ロゼ
③タリケ ソーヴィニヨン
④タリケ シャルドネ
⑤タリケ コーテ
⑥タリケ レゼルヴ
⑦タリケ プルミエール・グリヴェ
⑧パラ・ヒメネス カベルネ・ソーヴィニヨン[オーガニック]
⑨パラ・ヒメネス シャルドネ[オーガニック]
⑩パラ・ヒメネス カベルネ・ソーヴィニヨン樽熟成[オーガニック]
⑪パラ・ヒメネス シャルドネ樽熟成[オーガニック]
輸入元であるワイナリーにて、自社認証のヴィーガンマークを貼付している商品は以下のとおりでございます。
⑫[イエローテイル]カベルネ・ソーヴィニョン
⑬[イエローテイル]シラーズ
⑭[イエローテイル]メルロー
⑮[イエローテイル]ピノ・ノワール
⑯[イエローテイル]モスカート
⑰[イエローテイル]ピンク・モスカート
⑱[イエローテイル]バブルス・ドライ
サントリー
現在、お問い合わせ中です。
キリンビール
【回答】
弊社取扱商品において、ヴィーガン/ベジタリアン対応としてご紹介できる商品はない状況でございます。
原料として動物性のものを使用していない商品であっても、最終製品に動物由来の成分が一切含まない旨の保証はいたしかねる状況でございます。
せっかくお取り扱いをご検討いただいておりますのに、ご期待に沿ったご回答とならず恐縮でございます。
取り急ぎ、お詫びを申しあげますとともに、ご返事いたします。
アサヒビール
【回答】
製造に関する内容のためお答えいたしかねるのですが、弊社ではヴィーガンを謳った商品は製造しておりませんので、折角のお申し出でございますが、ご理解賜りますようお願い申しあげます。
いただきましたご連絡の内容につきましては、関係部署に伝えさせていただきます。
私どもといたしましても、たくさんの皆様に喜んでいただける商品のご提案に、更なる努力を重ねて参りたいと存じます。
ビール
多くのビールは植物由来の原料で作られていますが、製造工程で動物性不使用のものを選ぶには、ヴィーガン認証マークの確認が分かりやすいです。クラフトビールは多様な製法があり、蜂蜜や乳糖が使われることもあるため注意が必要です。無濾過や自然派のビールは動物性清澄剤の使用頻度が低い傾向にあります。製品ラベル、ウェブサイト、SNSで情報を収集し、不明な点は製造元に問い合わせるのが確実です。
動物性不使用のビールを選ぶためのポイント
動物性のものが使用されていない可能性の高いビールの銘柄を見つけるための方法と、具体的な傾向にある銘柄をご紹介します。ただし、最終的な確認は必ずラベルや製造元の情報をご確認ください。
世界中の多くのブルワリーがヴィーガン認証を取得しています。オンラインショップや輸入ビールを扱う店舗で「vegan beer」と検索すると、多くの選択肢が見つかります。
- ヴィーガン認証マークを目印にする: ヴィーガン認証マークが付いている製品は、安心して選ぶことができます。
- 原材料表示の確認: 蜂蜜、乳糖(ラクトース)などが含まれていないか確認します。
- 「無濾過」「無清澄」のビール: 一般的に濾過の際に動物性の清澄剤(特にアイシングラス)が使われることがあるため、無濾過のビールは避けている可能性があります。
- 製造元の情報を確認する: ヴィーガンフレンドリーなブルワリーは、ウェブサイトやSNSで、その旨を公表していることがあります。
- コミュニティを活用する: ヴィーガンや特定のアルコール飲料に関するオンラインコミュニティなどで情報を交換するのも有効です。
不明な点があれば、製造元や販売店に直接問い合わせてみましょう。誠実な製造者であれば、質問に丁寧に答えてくれるはずです。
日本のクラフトビールブルワリーでも、ヴィーガン認証を取得したり、ヴィーガンフレンドリーなビールを製造したりする動きが出てきています。
日本ビール 赤濁(あかにごり)/有機農法富士ビール/オーガニックビール
日本ビールは、ベジプロジェクトジャパンによるヴィーガン認証を受けている製品があります。
よなよなの里 よなよなエール/インドの青鬼/水曜日のネコ/僕ビール君ビール/裏通りのドンダバダ
よなよなの里のクラフトビールについて、詳しくは、公式サイトの「このビールってヴィーガン?」ヴィーガンの方向けのクラフトビール情報をまとめましたのページをご確認ください。

オリオンビール オリオンビールは動物由来清澄剤不使用
公式ホームページに、ろ過について、以下のように記載されています。
貯酒タンクで熟成されたビールから酵母と余分なタンパク質を取り除き、琥珀色の清澄なビールを作り出します。植物プランクトンの化石である珪藻土を用いてろ過を行います。

ゲニス・ブルーイング(Genys Brewing) タトゥーラガー
タトゥーラガー(Tattoo Lager)は、リトアニア発のオーガニック認証を受けたペールラガーで、無ろ過製法によりヴィーガン仕様となっています。
ブリュードッグ(BrewDog) パンクIPA/ヘイジー・ジェーン/エルビス・ジュース
ブリュードッグは、主力銘柄のパンクIPAやヘイジー・ジェーン、エルビス・ジュースを含む23種類がヴィーガン認証ビールです。
*ビーガン商標に登録されていないブリュードッグのビールは乳糖やはちみつなどを含みます。ジェットブラックハート(乳糖)、ドグマ(はちみつ)、エレクトリックインディア(はちみつ)です。

ワイン
伝統的なフランスのワイン産地では、テロワール(土地の個性)を重視する生産者が多く、醸造への介入を最小限に留める傾向があります。しかし、品質の安定化や市場のニーズに応えるために、動物性清澄剤が使用されることもあります。一方で、ビオディナミ農法や自然派ワインを実践する生産者は、清澄を全く行わないか、ベントナイトなどの鉱物由来の清澄剤を使用することが一般的です。
動物性不使用のワインを選ぶためのポイント
それでは、動物性由来の物質が使用されていない可能性の高いワインの銘柄を見つけるためのポイントと、具体的な傾向にある銘柄をご紹介します。ただし、最終的には、必ずラベルや生産者からの情報を確認されてください。
- ヴィーガン認証マークの確認: 最も確実な指標です。
- 「無濾過」「無清澄(Non-Fining)」の表示: 動物性清澄剤の使用を避けている可能性が高いです。
- 自然派ワインの生産者によるワイン: 自然な製法を重視する生産者は、動物性物質の使用を控える傾向があります。
- 植物性または鉱物性の清澄剤使用の明記: ラベルにベントナイトや植物性タンパク質の使用が記載されている場合があります。
- 生産者のウェブサイトや情報: ヴィーガンフレンドリーな姿勢を公表している場合があります。
ボデガス・ネレマン(スペイン)
ネレマン(Neleman)は、貴重で完璧なテロワールの香りと風味を余すところなく反映したオーガニック農法&ヴィーガン認証を受けています。
エミリアーナ・インディゴ(チリ)
エミリアーナ・インディゴは、オーガニック&ヴィーガン認証のワインです。

エコ・バランス(チリ)
エミリアーナのエコ・バランスは、コスパがいい、オーガニック&ヴィーガン認証のワインです。

サッポロビール ドメーヌ・タリケ(フランス)

サッポロビール パラ・ヒメネス(スペイン)

サッポロビール イエローテイル(オーストラリア)

サントリー フォルタン ガイア オーガニック(フランス)
フォルタン ガイア オーガニックは、ヴィーガンの方にもお楽しみいただけるよう、ワインを清澄する際に非動物性由来素材を使用しています。
ドメーヌヒデ Vegan ヴィーガン~完全な菜食~
自然農法で育てた葡萄を、自然酵母で醸したヴィーガン赤ワインです。月の引力と大地の力を活かし、栽培者と醸造家が力を合わせて仕上げられています。

世界中でヴィーガン認証ワインが増加しており、近年の流れとして、ヴィーガンやベジタリアンなどの懸念から動物性ではない清澄剤が選ばれる傾向があります。オンラインショップなどで「vegan wine」と検索できます。ただし、ワインの製造方法は変更される可能性があるため、購入の都度ラベルを確認するか、販売店や生産者に問い合わせるのが最も確実です。「オーガニックワイン」や「ビオワイン」は栽培方法に関する認証であり、動物性不使用とは限りません。また、日本ワインの一部では、小規模なワイナリーを中心に、無濾過・無清澄のワインがあります。
日本酒
かつては、より自然な形で清澄が行われており、必ずしも動物性のものに限定されていたわけではありません。しかし、効率性や透明度の追求から、ゼラチンなどが用いられるようになりました。
現在は環境意識や多様なニーズに応じて、植物性・鉱物由来の清澄や無濾過を採用する酒蔵が増加中です。海外展開を視野に入れ、ヴィーガン認証取得に取り組む動きも広がっています。
動物性不使用の可能性が高い日本酒の選び方
動物性のものが使用されていない可能性が高い日本酒の銘柄を選ぶためのポイントと、いくつかの具体的な銘柄の傾向についてご説明します。ただし、最終的な確認は必ず製造元に行ってください。
- 無濾過表示のあるもの: 濾過の際に動物性清澄剤を使用する可能性があるため、無濾過のものはその心配が少ないと考えられます。
無濾過生原酒は、多くの酒蔵で製造されており、濾過・火入れを行っていないため、動物性清澄剤の使用頻度は低いと考えられます。ただし、製造工程全体での混入がないとは限りません。 - ヴィーガン認証を受けているもの: まだ数は少ないですが、確実に動物性物質が使用されていません。
- 製造元の情報を確認する: 酒蔵のウェブサイトやSNSで、製法や原料へのこだわりを発信されていることがあります。動物性原料不使用を明記している場合もあります。
- 自然派を謳う酒蔵の銘柄: 自然な製法を重視する酒蔵では、動物性清澄剤を使用しない傾向があります。
- ただし、「無濾過」=「動物性不使用」とは限りません。 ごく稀に、無濾過でも製造過程で動物性のものが接触している可能性も否定できません。製造工程は酒蔵によって異なります。 同じ銘柄でも、時期やロットによって製法が異なる場合があります。
- 確実な情報は製造元へ: 最も確実なのは、各酒蔵に直接問い合わせることです。「ヴィーガンですが、貴社の日本酒で製造過程に清澄剤など動物性のものを使用していない銘柄はありますか?」と具体的に尋ねてみてください。
南部美人 特別純米酒/純米大吟醸 心白 山田錦/糖類無添加梅酒
岩手県の南部美人は、世界初のヴィーガン認証を取得した日本酒があります。 プレスリリース|PR TIMES

永井酒造 MIZUBASHO PURE/水芭蕉 純米大吟醸 翠/MIZUBASHO 雪ほたか Awa Sake/水芭蕉 雪ほたか 純米大吟醸
群馬県の永井酒造の4銘柄にて、ヴィーガン認証を取得しました。日本酒でのヴィーガン認証は、岩手県・南部美人に次いで全国2番目です。SAKETIMES日本酒専門WEBメディア
旭酒造 獺祭 磨き その先へ/獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分/獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分/獺祭 純米大吟醸45/獺祭スパークリング45」
旭酒造の主要5製品が、2020年にThe Vegan Societyよりヴィーガン認証を取得しています。 asahishuzo.ne.jp
神戸酒心館 福寿 特別純米コウノトリ育むお米コシヒカリ
特別純米コウノトリ育むお米コシヒカリ:神戸酒心館のこの製品は、ヴィーガン認証を取得しています。 神戸酒心館

渡辺酒造店 蓬莱純米吟醸家伝手造り、上撰/色おとこ/飛騨のどぶ/W(ダブリュー
渡辺酒造店の5種類の日本酒が、2021年にヴィーガン認証を取得し、海外輸出拡大を目指しています。 記事掲載数No.1 プレスリリース配信サービス

田中酒造店 真鶴(まなつる)純米大吟醸(紫)、純米吟醸(緑)、生もと純米大吟醸
田中酒造店の真鶴 純米大吟醸(紫)、真鶴 純米吟醸(緑)、真鶴 生もと純米大吟醸、田林 純米大吟醸
田林 純米吟醸、TANAKA39 純米大吟醸、TANAKA39 純米吟醸は、2021年にヴィーガン認証を取得しています。 記事掲載数No.1 プレスリリース配信サービス
矢尾本店 秩父錦純米吟醸
秩父錦純米吟醸をベジプロジェクトジャパンから「ヴィーガン認定」をいただきました。
蒸留酒
動物性のものが使用されていない可能性の高い蒸留酒の銘柄についてご説明します。一般的に、蒸留酒の製造過程そのもので動物性の原料が使用されることは非常に稀です。主な原料は穀物、芋、果実、サトウキビなどで、これらを酵母で発酵させた後、蒸留してアルコールを取り出します。
しかし、注意すべき点がいくつかあります。それは、フレーバードスピリッツやリキュールなど、蒸留後に風味や色、口当たりを加える工程で動物性のものが使用される可能性があるということです。
動物性物質が使用されていない可能性が高い蒸留酒の選び方
- 原材料表示を確認する: 蜂蜜、乳製品、ゼラチン、着色料(コチニール色素など動物由来のものがあります)などが含まれていないか確認します。
- 製造元の情報を確認する: 特にフレーバードスピリッツの場合、どのような原料を使用しているかを確認することが重要です。ヴィーガンフレンドリーな製造元は、その旨を公表していることがあります。
焼酎
米焼酎、芋焼酎、麦焼酎など、基本的な焼酎は米、芋、麦などを発酵・蒸留して造られ、動物性原料は通常使用されません。
焼酎の製造工程では、動物由来の成分(例:魚のゼラチンなど)を使用しないことが一般的ですが、ヴィーガン認証を取得するためには、製造過程全体で動物性由来の成分を一切使用していないことを証明する必要があります。
林酒造場「極楽」
有限会社林酒造場の「極楽」は、ヴィーガン認証を取得しました。
ウイスキー (Whisky)
ワインと違って、卵白などの動物性フィニング剤はほぼ使用されません。一般的に、モルトウイスキー、グレーンウイスキーは、大麦麦芽や穀物を発酵・蒸留して造られ、着色にカラメル色素が使われることがありますが、動物性原料は通常使用されません。ただし、ハニーウイスキーなど、蜂蜜で風味付けされたものは動物性です。クリームウイスキーなど、乳製品が加えられたものも動物性です。
ブランデー
ブランデーの原料は果実であり、発酵・蒸留の過程にも動物性の材料は通常使われません。ただし、清澄剤(フィニング)に動物性物質が使われることがあります。ワインと同様に、ブランデーの原酒が清澄される際、卵白やゼラチンなどが使われる可能性があります。
ウォッカ (Vodka)
ウォッカは、穀物やじゃが芋を糖化・発酵・蒸留後、活性炭ろ過で雑味を取り除いたクリアな蒸留酒です。
アブソルート ウォッカ
【公式ホームページ よくある質問より】
アブソルート ウォッカとその製造工程はビーガンですか?
アブソルート ウォッカおよびフレーバーウォッカには動物性製品は一切含まれておらず、製造工程でも動物性製品は一切使用していません。製品自体に直接使用することも、製品のろ過に使用することも一切ありません。
南部美人 クラフトウォッカ

ラム (Rum)
サトウキビの搾りかすや糖蜜を発酵・蒸留して造られます。基本的なラムは動物性原料を使用しません。
スパイスドラムなど、後から風味を加えるものには注意が必要です。蜂蜜などが使われることがあります。
ジン (Gin)
ジュニパーベリーをはじめとするボタニカルをスピリッツに浸漬・再蒸留して造られます。基本的なジンは動物性原料を使用しません。ただし、ごく稀に風味付けで動物性のものが使われる可能性も否定できませんので、念のため確認が必要です。

テキーラ (Tequila) / メスカル (Mezcal)
アガベを原料として造られます。基本的なテキーラやメスカルは動物性原料を使用しません。フレーバードテキーラには注意が必要です。 特にフレーバードスピリッツの場合、添加物のリストを確認しましょう。着色料として、動物由来のものが使われる可能性もごく稀にあります。
まとめ
アルコール飲料は植物から作られているように見えても、清澄の工程で思わぬ動物由来物質が使われていることがあります。ですが、今では多くの代替技術や選択肢が存在しており、消費者の意識と行動が業界を変える力になります。