ヴィーガンと愛

愛とは、非常に複雑で多面的な概念であり、非常に深い多面的な感情であり、一言で定義することは困難です。愛とは、人間の経験の中でも最も強く、複雑で美しいものの一つです。
ここでは、夫婦や恋人の愛、愛と物を欲しないこと、年月を数えた二人へのメッセージ、愛の深さ、そして愛すべき人についてまとめました。

夫婦や恋人の愛
愛と物を欲さない
年月を数えた二人に
愛の深さ
愛すべき人
ヴィーガンと愛
ヴィーガン各カテゴリー

夫婦や恋人の愛

相手を愛するというのは矢のようなものであり、矢速は勢いよく、最初のころは燃えるように、矢と呼ぶ愛は放たれますが、Xと言われる的の中心に届くことは無く、いつか緩やかにそして確実に落ちて行くものです。

しかし、いつも相手を愛する時には一生懸命でなければなりません、その愛した瞬間は二度と戻らず、時が過ぎ去っていくのだから。

人は愛した日の景色を忘れていくものです、しかし、愛は落ちて行ったとしても、愛した日の景色、空気、夕空など、何かを思い出すことを行えば、愛が落ちて行ったところから蘇り、愛することを思い出し、記憶が遠のいても、どこかでその愛は蘇ります。

扳星戴月の言葉のように、朝目覚め夜の眠りにつくまで、あなたの愛は相手に注がれ、相手も同じように朝から晩まで強い気持ちで貴方を愛していた、そのころを思い出すことで、年を積み重ねても愛し合った頃に戻れるのです。

恋人や夫婦でいることに辛い思いをするのならば、そこにあるものを知れば、また、違うものへと愛は変化し、今ある不安など慨することもなくなります。

愛し合った頃の本質的属性を見に行くのであり、そこには謝罪の言葉と、ハグが生まれ、二人だけの不変の愛を身に纏うことになります。

別れたいのであれば、分かれても何も問題が無いのであれば別れれば良いでしょうが、真実を欺く事にならないのか考えてみてからにすることです。

夫婦で過ごす年月は捗々しいことばかりではなく、いくつもの問題が波のように現れ、押し寄せては引き、引いては押し寄せてくることでしょう。

あなたは相手に感謝しているでしょうか、恋人や夫婦にとって忘れられないものは、怒りではなく愛でなければなりません。

眠る前には、幸福な記憶だけを思い出し、今日何かでいがみ合ったとしても、そのようなことは思い出さず目を瞑る、そして、二人の笑顔の時の記憶を蘇らせるのです。相手には常に遜るようにするのです。

愛と物を欲さない

物や創造物は、いつか必ず消えていきます。それ故に虚無に陥る人たちもいます。なくなることに縋りついて生きて、いつまでも進歩しない人となってしまいます。井蛙管見のように、欲する「物」と「愛」を自分に享受することばかりに人生を振り回されていては、狭い世界しか見ることが出来ません。

物と愛ばかりを追いかけるという病気にかかると真実が見えなくなります。

愛は追いかけるものではなく、分け与えるものです。そうすればこそ、愛を追いかけず、愛を他者に降り注げば、あなたにも降り注ぐことになります。

奉仕をしない人には、それを享受する心がありません。そのために、自分のことを誰も愛してくれないと思うのです。

愛は求めれば誰かへの憎しみにも、自分への憎しみにも変わるということです。

男女の愛は、愛の中でもごくわずかなものであり、愛とは万物の愛を指しているので、それからすると男女の愛は、ほんのわずかしか万物の中には無いともいえます。

それは、賢いと言われる人達が、何かを日々得ながら貯め込んでいくものではなく、真に賢い人は、学問や知識を持ち併せていなくても、歩む道に日々手にあるものを、日々それらを撒いて行く、それが、万物の愛であるということです。

日々誰かが必要であろう物が、自分の手に入れば、それを撒いて日々歩く、こうして望まなくても、撒いた人にもそれ以上のものが撒き降らされ、必ず周りからは学問や知識を持っていなくても、賢者のように扱われるのです。

物や愛を追いかけるのを止めれば、今の息苦しさからも解放されます。物や愛を欲しいと思う時には、一度冷静になり、その根源は何なのかを自分に問うてみることです。

欲望に対して、何時も控えめでいることです。それは、後に無為であったと知る、ものを持ち続けなくてもすむことになり、肩が鉛のように重たくなることもありません。

自分を称賛する人には、愛は与えられません。同じように、高慢な人にも、愛は与えられません。

誰が愛を与えるのか、それは、あなたが親切にした人たちが、あなたの胸の中にいる、本当のあなたに、愛を与えています。

年月を数えた二人に

恋することに年齢は関係ありません。しかし、冷めていても人生を共にしなければいけない二人に話しましょう。

あなたは言うでしょう、時が戻ればいい、恋してた時に、そこで時が止まればいいと。

でも、時はあなたの見上げる雲のように、通りすぎれば同じ雲を二度とあなたは見る事はありません。

同じように、もしかすると昔は愛したけれど、今はどうでもいい人が、あなたのために料理を作っている、あなたのために働いている、その時も、空を流れる雲と同じで、二度と同じ雲をあなたは見る事ができません。

熱願令諦のごとく、熱い時には燃え上がり、冷めた時には、熱く燃えるその時のことは思い出すこともなく、振り向くこともしない。

男女の愛は、時として幻のようになることもあります。

けれども恋したときのことを、いつも忘れないことです。

男女の愛で恋したときのことを最後まで忘れてはなりません。

友達や友人になってしまったら、別れることです。

男女の愛は、いつもいつの時も、心に差し込む光を浴びながら、それが消えないようにいることです。

昨日の夜のことは、朝日を浴びると忘れることが無いように。

愛を探し合う二人が感じ合うことです。

そして、ある日あなたは、愛することを互いに忘れていたと思っていた人に花束を買って帰り、相手は、何のまねをしてるのといかにもあなたを馬鹿にするかもしれない。

でも、あなたの語る言葉は、何のまねでもなく、突然、あなたに贈りたくなったから、これを馬鹿にしてもかまわない、きっと、そういわれると思っていたから。自分でもわからないけれど、あなたに贈りたくて。

何十年の年月を生きて、忘れかけていた恋の花束は二人だけのものなのだから。

二人ですごしたクリスマスの夜もあったでしょう。街に流れるクリスマスの曲もたくさん聴いたでしょう。音楽というものは、二人の思い出を甦らせる魔法のようなものです。今一度、二人の夜の音楽を聴くことです。

あの日あの時のことをきっと思い起こさせ、ほくそ笑むことでしょう。彼氏、彼女、だったことを忘れずに。

永久の恋は必要ありません。けれど、出会って好きになったときに、胸がドキドキした日のことを忘れないで、いつも思い出しながら、二人でいくつになっても食卓を囲み、今日の出来事を笑いながら話す事です。

愛は、求めてはなりません。愛は捧げるものです。

悲しい時には、肩を抱きしめ、喜びの時には、照れながらも頬にキスをして、そんなときには言葉は必要ありません。

胸の鼓動は同じスピードで動き、ときめきは相手を見つめて、注ぐワインがグラスから溢れるように、二人を飲み込むことでしょう。

手を握るだけで、肩を抱くだけで、苦しみも何もかも忘れられるのです。悲しみは振り払われる、それは二人にしかわからない、他の誰にもわからない不思議な世界なのです。

年齢など関係なく、空を飛び、青い空をあじわい、夜になれば星を見つめるのです。そして、肩を抱いて、出会ったころの話を楽しみながら話すのです。

年を取ったなら、美しい彼女、かっこよかった彼氏、そんな二人にしか今は知らない話を肩を抱いて話すのです。

年齢を重ねれば、それだけ愛の年月も長くなり、恋が冷め、友人になりそうになっても、友人になってはいけません、恋していた年月までの話を、一日一つの話でいいので思い出の日の話をするのです。

恋した日のことを話し合うことができれば、どれだけ楽しい時の抱きしめ合った時のことを、毎日毎日話す事ができるでしょう。話は、一日に一つにすれば、いつも話が尽きることなく、帰りを待ち、帰ることが、どれだけ楽しいことでしょう。

出逢った時の曲を、いくつも思い出しながら、二人で聞いてみることです。

そうすれば、二人の愛は男女の愛として甦り、忘れかけていた甘い香りを優しい言葉で話せるときが来るのです。

時を取り戻すことはないのだから、愛を告白した日のことを思い出しながら、遠い昔に告白した、あなたの言葉を、二人で涙と笑いで海に沈む夕日を二人でながめ、二人でいることがどれだけ幸せなことか。

いつの日か相手が亡くなる日に、残された人は、愛しているよ、ということでしょう。

いつも、恋した日のことを、告白した言葉を、食卓でも話す事を忘れてはなりません。

その時に、恋していた時の曲を流してみるのもいいでしょう。

出会った時の、胸の鼓動を、二人で話してください。

愛の深さ

愛というものの深さを知る人がいても、愛というものを捨てる人がいます。

生きとし生けるものの愛について、愛というものは別の方法で手に入るものなのです。

それは、心の底から自然な愛を持つものは、施しが容易くできます。

心の底から自然な愛を持たぬものは、施しが難しいです。

施しさえすれば、愛を手に入れることができるのです。海の果て、空の果てを目指す必要などないのです。

愛を持つためには、勇気が必要です。

勇気とは、暴力を振るうものではなく、受け入れるものです。

時はあなたが愛を持つのを待ってはくれはしません、今、一つ勇気を出せば、必ず二つ目の勇気も出せるのに、そしていつか自然な深い愛を持つことができるのに。

心の底から湧き出る愛を持つのです。

それには勇気がいる。電車やバスで座っているときに、老人や体の不自由な方が来たら、率先して「どうぞこの席に座って下さい」と声をかける事、次は街で重い荷物を持ち歩いている人に「お手伝いさせてください」と声をかける事、何から始めようが、ただひたすらに行えばよいのです。目を閉じないで、あなたのためだから。

たったこれだけのことでいいんです。但し、この中で決してとばしてはならないことは、声をかけるということです。無言で行ってはいけません。守ってください。

お金持ちにはユニセフにいくらでも寄付ができて当たり前でしょう。健康であれば、前から来た人の邪魔にならないようによけることは当たりまえでしょう。

どちらにもできることで、できていないことが「声をかける」ということです。
「荷物を持たせてください」「この席に座って下さい」これが何よりも大切なことです。

声をかけるのです、断られてもそれでいいんです。断られても恥じることは何もない、声をかけたことに喜びを必ず感じるから。

声をかけることです、ただひたすらに。それが、あなたの喜びに必ずなるのですから、それをあなたの胸の中のあなたは待っているのですから。

声をかけるのです、何度も言いいますが声をかけることです。
雨降りに傘を持たない人がいれば、傘を差しだすのです。そして、「私はすぐそこへ行くだけですから」と。

チャンスは自ら探すことです、深い愛は声をかけた時にやってきます。

愛とはさりげない優しさです。誰にでもできる、さりげない行為です。

愛とは、拒否されることもあります。その時には素直に引き下がること、それが愛です。

しかし拒否されるだろうと親切に奉仕や施しができるのに最初からあきらめるのは愛ではありません。

誰もが愛を行い、愛を感じることができるのです。それはあなたの行った行為により与えられるあなたの胸の中で大きく脈打つ愛であることは間違いありません。

愛すべき人

愛することは受け入れることです。

あなたが許せないと思う相手がいたら、あなたの過去も許されることはありません。

怒りを捨てることです。怒りを持つ人には平安が訪れることは無く、怒りを受けることになるからです。

あなたの周りの全ての人を愛することです。

あなたの今日という日が、あなたのものでないことを知ることです。あなたのものではなく、あなたの愛する人たちに手を差し伸べる一日であるということです。

あなたの愛すべき人は、あなた以外の全ての人で、今日すれ違った人も愛する人です。

ヴィーガンと愛

ヴィーガンの哲学には、人や動物に対する愛や思いやりが根底にあります。動物たちも私たちと同じように感情を持ち、痛みを感じる存在です。ヴィーガンは食べ物や衣類、実験材料として動物を利用することを避け、その代わりに植物由来の食品や製品を選ぶことで、動物たちの命を尊重しようとしています。ヴィーガニズムは、単なる食生活の選択ではなく、愛に基づいた生き方と言えるでしょう。

ヴィーガン各カテゴリー