
世界的に広がるヴィーガン(完全菜食)やプラントベースの流れは、今や食の多様性やサステナビリティの象徴となっています。
欧米では、レストランやホテル、イベントにおいてもヴィーガン対応は一般的になりつつあり、「ヴィーガン」という選択肢は特別なものではなくなっています。
日本国内でも、大手チェーン店やカフェ、ファミリーレストラン、居酒屋、ホテルなどでヴィーガン対応が広がり、外食の選択肢は確実に増えています。
この記事では、日常で使いやすいチェーン店から特別な日のホテルまで、ヴィーガンが「迷わず選べる」外食の選択肢をカテゴリ別に紹介しています。
参考:専門サイト「ヴィーガンレストランガイド」
ヴィーガンレストランを専門的にランキングで紹介するサイトもあります。
カフェ・ファストフード(気軽に寄れる)
日常的に利用しやすいチェーン店でも、プラントベースの選択肢が広がっています。
スターバックス
スターバックスは、植物性食材を使った軽食が充実しています。
主なプラントベースメニュー(2026年3月時点)
- シュガードーナツ
- シュガー ドーナツボール
- キーマカレー ホットトルティーヤ
- ストロベリー&クランベリー ベーグルサンド
※主要原材料に動物性食材を使用していません。

モスバーガー
- 米粉入りバンズのアボカドバジルバーガー(2026年5月時点)
視覚的に区別できるバンズなど、誤提供防止の工夫がされています。

Soup Stock Tokyo
週替わりでベジタリアン表記のスープを提供(2026年3月時点)
- 揚げ茄子のラッサム
- 淡路の玉葱のポタージュ
- 緑の野菜のミネストローネ
- ミネストローネ
- ラタトゥイユカレー
- サンバール(南インド風野菜のカレー)
- 夏野菜の冷たいレモンカレー
- ベイガンバルタ(北インドの茄子カレー)

Glico ALMOND DAYS
東京駅構内の「Glico ALMOND DAYS」は、江崎グリコ株式会社が手がけるアーモンド専門店。
香ばしくローストしたアーモンドを粒ごとすりつぶし、植物性原料だけで仕上げたクラフトアーモンドミルクを楽しめます。
おすすめは、
・フローズン、クリーム、ソースの全てにアーモンドを使った「アーモンドクリームフローズン」
・コーヒーの香りがアーモンドミルクのまろやかさを際立たせる「アーモンドミルクブレンドエスプレッソ」
・すりつぶしたアーモンドペーストに塩をひとつまみ加えただけの「アーモンドミルクオリジン」
どれもここでしか味わえない特別な一杯です。
お持ち帰りには、アーモンドをたっぷり使ったベイクドスイーツを。特に、アーモンドの香ばしさとサクッとした食感が楽しめる「アーモンドビスキュイ」は、東京駅でのギフトにもおすすめです。
※ベイクドスイーツは卵・乳製品を含む製品と同一ラインでの製造
移動中のひと息や買い物の合間に、気軽に立ち寄れるお店です。




都たこやき
都たこやきは、京都にあるグルテンフリー・ベジタリアン対応のたこ焼き専門店です。小麦粉を使用しない独自の生地で、外はカリッと中はとろっとした食感をお楽しみいただけます。
動物性食材を控えたメニューにも対応しており、ベジタリアンや海外からのお客様にも安心してお召し上がりいただけます。日本のソウルフードであるたこ焼きを、より多くの方に楽しんでいただけるよう工夫を重ねています。京都観光の合間に、どなたでも気軽にお立ち寄りいただけるお店です。
レストラン・専門店(しっかり食べたい)
満足感のある食事を楽しみたい方に。
CoCo壱番屋
- ココイチベジカレー(辛さやトッピングの調整が可能:ほうれんそう、やさい追加など)

びっくりドンキー
大豆を使用した「ソイカリーバーグディッシュ」を提供。

一風堂(限定店舗)
プラントベースのラーメンを一部店舗限定で提供しています。(2026年3月時点)
- プラント赤丸
- プラント白丸

KOMEDA is □
コメダ珈琲店が展開するプラントベース専門カフェ(東京都東銀座)。
ハンバーガーやパスタ、パンケーキなど、植物由来の食材で作られた多彩なメニューを楽しめます。

ホテル(特別な日・旅行に)
ヴィーガン対応は一流ホテルでも広がっています。
リーガロイヤルホテル大阪
リーガロイヤルホテル大阪「THE RAY」では、本格ヴィーガンコースをランチ・ディナーで提供しています。動物性不使用で、ドリンクはヴィーガン認証ワインを用意しています。光と空間演出が魅力のレストランで、五感を楽しむ新しい食体験が可能です。

帝国ホテル 東京
帝国ホテル 東京では、館内の複数レストランで、ヴィーガン向けの特別メニューやコースを提供中です。「レ セゾン」では1日1組限定の特別コースも用意され、シェフ自らが演出します。宿泊・ルームサービス・テイクアウトにも対応し、幅広いシーンで楽しめます。

神戸北野テラス(神戸北野ホテルグループ)
神戸北野テラスでは、四季折々の素材を活かした本格ヴィーガンコースを提供しています。フレンチの技法と和の食材を融合し、創造性豊かな料理を楽しめます。環境・健康・多様性に配慮した内容で、ビーナスブリッジの絶景と共に堪能できます。

ホテル日航アリビラ -ヨミタンリゾート沖縄-
ホテル日航アリビラでは、沖縄食材を活かした地産地消型のヴィーガンメニューを提供しています。事前予約制のヴィーガン朝食膳や、沖縄の郷土料理を取り入れたヴィーガン会席が楽しめます。島豆腐ガトーショコラなど、スイーツもヴィーガン対応で充実しています。

東急ホテル(北海道/関東/中部・東海/近畿/中国・四国/九州・沖縄)
東急ホテルズでは、北海道から沖縄まで全国のホテルでヴィーガン対応メニューを展開しています。地域限定の個性豊かなメニューや、五葷不使用のオリエンタルヴィーガン料理も提供しており、ホテルごとにカレー、コース料理、スイーツなど多彩なラインナップが楽しめます。
ANAクラウンプラザホテル広島
ANAクラウンプラザホテル広島の中国料理「桃李」では、季節の食材を使ったヴィーガンコースを提供しています。 広東料理の技法で丁寧に仕上げられ、ヴィーガンも本格的な中国料理を楽しめます。
鳥羽国際ホテル
鳥羽国際ホテルの「メインダイニング シーホース」では、フレンチの技法を用いたヴィーガンコースを提供しています。三重県鳥羽・伊勢・志摩に位置し、歴史ある温かいおもてなしが魅力のホテルです。ヴィーガンの方も、地元の食材を活かした本格的なフレンチを堪能できます。

アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉
アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の「Vee Sweets CAFE」では、グルテンフリー&プラントベースのヴィーガンスイーツや軽食を提供しています。すべてのメニューは乳製品、卵、小麦粉、白砂糖不使用です。広々とした店内にはテラス席もあり、リモートワークにも最適な環境です。

高野山 準別格本山 宿坊 恵光院
高野山の宿坊「恵光院」では、動物性食材を使わない精進料理を提供しています。ヴィーガン対応で、見た目も美しい季節の御膳は朝夕食のほか事前予約でランチも可能です。グルテンフリー対応やアレルギー配慮もあり、心と体にやさしい食体験が楽しめます。

居酒屋・創作料理(意外な選択肢)
専用メニューがなくても工夫次第で楽しめます。
安芸(兵庫県西宮市)
ベジタリアンなんですとお願いすると、付き出しを枝豆に変更していただけたりします。卓上に、塩、醤油、ソース、一味があり、冷奴(かつお抜き)、トマトスライス(マヨネーズ抜き)、焼きなす(かつお抜き)、長芋三杯酢、わかめ酢の物、フライドポテト、水なす漬物、らっきょう、納豆磯巻き、胡麻豆腐、俵おむすび(梅・昆布)です。

モンテローザ 魚民/白木屋
大手の居酒屋さんでヴィーガンが食べられるメニューを探してみました。
「魚民」はお通しが枝豆で、長芋たまり醤油漬け、ポテトフライ、カリカリ枝豆があります。
「白木屋」はお通しは枝豆で、叩き胡瓜の塩梅(かつお抜き)、イタリアンサラダ(チーズドレッシング抜き)、茄子一本漬、ポテトフライ、スパイシーポテト、長芋揚げスパイシーペペロンチーノがあります。

炭火焼鳥専門店 まさや
炭火のヤキトリ屋さんでヴィーガンが食べられるメニューを探してみました。
焼き野菜は玉ねぎ、しいたけ、オクラ、長芋を塩でお願いできます。あつあげ、枝豆、フライドポテトがあります。期間限定の焼とうもろこしがある場合、塩でお願いできます。
創作レストラン Mobo(和歌山県田辺市)
Moboは大正後期から昭和初期に建てられ、後に田辺市の小高い丘に移築された一軒家の隠れ家レストランです。建物が持つ物語からMobo(モダンボーイ)と命名しました。そこでは、もともと日本料理の店が営まれていました。洗練された日本料理と、料理に寄り添うお酒があり、それは完璧な空間でした。時が流れ、やがて私たちがその場所を受け継ぐことになった時この場が持つ物語を受け継ぎながら新しい店を作ろうと決めました。
外食を軽やかに楽しむセルフガイド
最近では「ヴィーガン対応」に加えて、「プラントベース」という言葉を掲げるお店も増えています。これは、原材料や製造工程、コンタミネーション(混入)などに配慮した表現です。
※「プラントベース」「ベジ」は、ヴィーガンとは限りません。
すべてを完璧に判断するのは難しい場面もあるため、自分なりの基準で、無理なく楽しむことが大切です。安心して食事を楽しむために、以下のポイントを参考にしてみてください。
また、お店の状況によって対応できる範囲は異なります。無理のない範囲で相談・確認することを意識すると、より心地よく過ごせます。
「自分なりに選ぶ」楽しさを味方に
メニューを眺めながら「これならいけそう!」という組み合わせを見つけるのも、外食の楽しみのひとつです。
- 焼き野菜やサラダ、フライドポテトなどを組み合わせて、自分なりの一皿にする
- シンプルな味付け(塩・オリーブオイルなど)に変更できるか相談する
「事前の相談」でスムーズに
必要に応じて、事前に相談しておくと安心です。
当日の場合は、入店前に「動物性の食材を控えているのですが、対応は可能でしょうか?」と一言聞いてみましょう。
必要に応じて、肉・魚のだし、卵・乳製品・はちみつを控えていることを伝えると、よりスムーズです。
また、揚げ油の共有など、気になる点は無理のない範囲で確認しておくと安心です。
タイミングに配慮する
混雑時を避け、比較的空いている時間帯を選ぶと相談しやすくなります。お店への配慮も、心地よい外食につながります。
「ありがとう」を伝える
対応してもらったときの一言が、よりよい循環と環境づくりにつながります。
選びやすい料理ジャンル
- イタリアン:野菜パスタやマリネ(※チーズ・卵に注意)
- インド料理:豆や野菜カレー(※バター・生クリームに注意)
- 中東料理:フムス・ファラフェル(※ヨーグルトソースに注意)
- 和食:野菜中心の料理(※出汁・ソースは要確認)
まとめ
外食は、新しい味や人との出会いを楽しむ大切な時間です。お店とのコミュニケーションを楽しみながら、自分にとって心地よい選択を重ねていきましょう。
ヴィーガン・プラントベースの選択肢は広がっています。
小さな選択の積み重ねが、これからの環境を少しずつつくっていきます。
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